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高橋尚基

プレーパークとラピッドプロトタイピング


こんにちは デザインコンサルタントの高橋尚基です。

昨日9/11(日)は、2004年から道内に先駆けて行われている、深川市のふかがわプレーパークのお手伝いをしてきました。

プレーパークって聞き慣れないことばかもしれませんが…

プレーパークは、デンマークで構想されイギリスで発展しました。全国では非常設を含め、約200箇所で行われています。

プレーパーク(冒険遊び場)とは、子どもの自由な遊びを目指して地域の人たちの協力によって運営される遊び場です。プレーパークのモットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」です。廃材やダンボールで秘密基地を作ったり、滑り台を作ったり、穴を掘ったり、泥んこ遊びをしたり、火を使って料理をしたり、ターザンロープで滑空したり、と普通の公園ではできないような遊びが自由にできます。 (深川市ホームページより) というものです。

なかでも大人気なのが、木片や段ボールで秘密基地や隠れ家をつくること。

釘やのこぎりも駆使し、子供はあれよあれよと作り上げてしまいます。

いくら、おもちゃが進化しても、自由な発想で自由につくるというこの楽しみ方はこの8年間変わらず人気なのです。

デザインのプロセスでも、「ラピッドプロタイピング」という手法があります。

頭のなかで漠然とある「もやもや」を「簡単なもの」として実体化し、商品開発の初期のうちに、アイデアの核となるコンセプトを作り手ないしユーザーも巻き込んで、共有できる大切な作業なのですが、

具体的には紙や発泡スチロール(スタイロフォーム)、色々な部品や廃材とかで何気なく、みんなでなんとなしに手を動かして工作します。

ラピッドとあるように考え込まず素早く作ることが大切で、上手に丁寧に作ることが目的ではありません。 作っている最中にいろんなアイデアを出していき、これはと思うアイデアを発見するのです。

「考えてから手を動かす」のではなく、自由に楽しく「手を動かしながら考える」ことが非常に重要なのです。 (自由に楽しく手を動かすことは、頭がほぐれ、制約を受けたアイデアから箍を外し、口頭だけの会議やブレストから一皮むけたアイデアへ向かうのです)

良いアイデアを発見するには、この自由に作る楽しさに夢中になることが必要。

私もとりわけワークショップのファシリテーションにおいて、このことを日々意識しています が(実はものすごく難しい…)、昨日は子供たちから再確認させてもらった一日でした。


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