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「琴線に触れるニッチ商品の開発」

2014/07/15

 皆さま、お久しぶりです。デザイナー/デザインコンサルタントの高橋です。
 今回は、去る7月10日行われたワークショップ・イベントから少し話題提供させていただけたらと思います。そのイベントとは、「re:design ~深川・栗山・江別をリデザインするワークショップ」(主催:札幌ものづくりオフィスSHARE)です。北海道を応援したい仲間で、地域と都市を繋ごうという趣旨で、深川のプレゼンターとして参加し、深川の地域特産品である黒米を活用したお酒の商品開発について、都市に集まる人達とともに新商品企画を作り上げていこう!というワークショップを行いました。(私は現在深川市で地域特産品ブランド「北の黒米」の各種商品開発に参画しております)
 
 深川を応援してみたいと集ったチームのメンバーは、IT関係経営者、デザイナー、コンサルタント、バーテンダー、ライター、大学生、会社員など様々なバックボーンを持った11人の皆さん。ワークのお題は:「1本1万円(2合程度)の黒米のお酒商品をつくるには?」です。(これまでにないアイデアが欲しいため、一見無理そうだけど…というお題設定も重要です)
 まずは、どんな人がターゲットになる?という流れになり、色々な立場から様々な意見やアイデアが出ます。アイデアを出す場面では多様な価値観を持った人が集まることがとても重要だと改めて実感します。アイデアを組み合わせていくこと、それを深堀りすることもとても重要です。
 ここではまだ内緒ですが…、ハッとさせられるもの、一見突飛でもなるほどと唸らせるもの、ありきたりな考えももちろんありますが、その人のバックボーンを掘り下げていくと思わぬ価値の源泉にたどり着くこともあります。
決して同じようなバックボーンをもつチームや個人では出せないものが確実に生まれます。
 
 中小企業が殆どである北海道の企業において、大企業が取り組むような大量生産が前提の商品づくりはできません。商品開発のプロセスに関しても、広範囲な市場調査やその綿密な分析から確かなコンセプトを設定していくと言った手法も資金や開発組織の制約の点から困難です。
 やはり、ターゲットや訴求価値を絞り込んだニッチトップを狙う商品を開発するしかありません。こんなのが欲しかったのに、なんで今までなかったんだ!という商品。言い換えれば、私のための商品がここにあった!という出会いの感動を生むことができるようなものです。その価値観の琴線に触れるニッチ型商品を作るための前提となるアイデア出しには、多様な価値観を持つ人材がチームとなり、市場調査的な「データ」から導いた平均的な商品ではなく、チーム自ら「実感」を持ったアイデアを探っていくプロセスがこれまで思いつかなかった商品を生むには重要だと思っています。
 
 次回(来月開催予定)は、ここで出た具体的なターゲットアイデアに関して、彼らがどんなライフスタイルを持ち、どんな人物像を持っているか、そしてどのような価値を顧客にこのお酒は与えることができるのか。情報デザインの手法あるいはデザイン思考の一つと呼ばれているペルソナ・シナリオ手法を用いてより具体的なターゲットづくりとコンセプトワークをこのチームとともに仕掛けてみようと考えています。どのようなものになるかコラムでも紹介します。お楽しみに!

次回のメッセンジャーは、経営戦略・調査分析コンサルタント 中小企業診断士・6次産業化プランナーの松本珠恵です。

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