- 村本太平
松井秀喜の環境適応
総合経営コンサルタントの村本です。 巨人軍入団以来、松井秀喜のファンです。 強く、美しい弾道には、しびれます。 しかし、昨年今年と不調で、 熱烈ファンとしては、やきもきするような状況が続いています。 不調の原因として、 年齢を原因とする声が多いのですが、 ストライクゾーンの拡大化が大きいように思います。 メジャーリーグは、日本のプロ野球に比べて 外角のストライクゾーンがボール1個分程度広いと言われているのですが、 最近のアンパイアのジャッジを見ると、 1.5個程度に拡げられてきているように思います。 メジャーリーグ全体を見ても、打率の低下が見受けられます。 松井秀喜のバッティングスタイルは、外角球に適用し辛いものです。 この点は、松井の渡米前に現中日監督の落合が 松井のメジャーリーグ適用の困難性について指摘していました。 さすがですね。その時、私は一笑に付していたのですが・・・ メジャーリーグへ行って、引き付けるバッティングスタイルを極め、 ある程度適用できるようにはなったのですが、 更なる外角ストライクゾーンの拡がりは、厳しいか。 バッティングスタイルを変える必要があるのかも知れません。 ただ、37歳という年齢を考えると、 バッティングスタイルの変更は、大きなリスク。 かつての複合ジャンプがそうであったように、 ルール等の環境変化が 選手のパフォーマンスに大きく影響を与える事が少なくありません。 企業も同様です。 環境変化にどのように適応していくか。 正解はありませんが、どのような選択をするにしろ、 経営者の覚悟が求められる事は間違いありません。