工業デザイナーの商品開発手法として、 オブザベーションと言われる『観察』の手法はよく用いられます。 製品が使われるシーンや人々の行動を観察し、 アンケート調査や質問形式ではなく、状況の観察に徹して人々の欲求(ウオンツ)に「気づく」ことで課題と解決法を探そうというのです。 そんな観察から課題と解決法を探る手法は、デザインの世界では一般的ですが、様々なビジネスの現場でも活用され始めている様です。 なかなか実際にやってみないとわかりにくい手法ですが、理解にちょうどいい番組があります。 見るだけマーケティング~「行動観察」の手法~ http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/shincyouryu/post_1897.html がビジネス番組で紹介されています。 デザイナーは、観察によって様々な手がかりに気づき、 その解決法を推理し、解決する。 いわば推理小説に出てくる「探偵」という側面を持っています。 高橋尚基
高橋尚基